コラム
一般的な保険の基礎知識など、お役立ちコラム
子供のための保険とは?適切な保険への加入で傷害や賠償責任に備える
わんぱくざかりのお子様をお持ちの方に向けて、お子様のための適切な保険選びをご紹介します。
遊びに夢中になったお子様は、時として予期しないトラブルを起こしてしまうことがあります。
お子様のために考えられた「こども保険」を利用して、ケガや他人の物を壊してしまった際に備えましょう。
子供が起こしがちなトラブル
はじめに、子供が起こしてしまいがちなトラブルの一例をあげていきます。
自転車でのトラブル
子供にとっては気軽に楽しく乗れる、便利な自転車ですが、つい夢中になって道路に飛び出してしまったり、スピードを出しすぎてしまったりすることもあるでしょう。
もし、その先に車や歩行者がいたら…!!!
子供同士のトラブル
野球に使うバットで誤って友達にケガをさせてしまったり、ボールを投げて人や建物にぶつけてしまったりすることは起こりやすいトラブルです。
万が一、他人にケガをさせてしまった場合には、損害賠償を請求されることもあるでしょう。
店舗内でのトラブル
おもちゃ屋で商品をうっかり落として壊してしまったり、レストランで他の客の服を汚してしまったり、店舗内で損害賠償に発展するトラブルは起きやすいものです。
子供のためにできること
普段から周りに気をつけるように子供に伝えると同時に、万が一のトラブルには備えておく必要があります。
賠償請求にも備えられる、こども保険に加入しておいたほうがよいでしょう。
火災保険や自動車保険の特約
次に、火災保険や自動車保険の特約内容についてみていきましょう。
火災保険の特約
火災保険の特約は、火災以外のトラブルによる家の損害を補償するものが多いです。
地震による火災に対する補償の増額や風水害による被害の補償、隣家に火災が広がった際の補償などが代表的です。
外に持ち出した荷物の破損や盗難に対する補償や、他人や物に損害を与えてしまったときの補償を受けられる特約もあります。
自動車保険の特約
自動車保険の特約は、補償内容を強化するものが多くあります。
他人の車を運転しているときの事故も補償する「他車運転特約」や裁判や示談の際の弁護士費用の補償、バイクに乗っているときの事故に対して補償するなどさまざまです。
自動車保険にも、他人や物に対する損害を補償する特約があります。
特約をうまく活用しよう
どちらの保険にも共通する特約として、他人や物に対する「個人賠償責任補償」があります。
この特約の補償範囲は被保険者本人だけでなく、家族全員を含むことが多いという点に注目しましょう。
もしも子供が人の持ち物に損害を与えてしまった場合でも、個人賠償責任補償をつけておけば補償範囲内において賠償請求金額は補償されるということです。
個人賠償責任保険に加入する
続いて、個人賠償責任保険に加入した場合ですが、以下の事例に当てはまる場合は、保険金が支払われないので注意が必要です。
故意による損害
損害を起こした本人に故意があった場合、個人賠償責任保険の補償は受けられません。
ケンカが原因によるケガや、お子さまがイタズラで物を壊してしまった場合などは、故意であったとみなされます。
親族に対する過失
同居している家族や親族に対する過失は、個人賠償責任保険の補償範囲外です。
誤って家族をケガさせてしまった場合は、保険金は支払われません。
業務上の過失
一般的な個人賠償保険では、アルバイト中や仕事中など、業務中のトラブルに対しても補償はありません。
店舗の高額な備品を壊してしまった場合は実費での弁償になってしまいます。
一方、こども保険ではアルバイト中のトラブルに対して補償を受けることができます。
借りている物の損害
一般的な個人賠償保険では、他人から借りている物は自分自身が管理しているとみなされ、補償を受けることができません。小さな子供がいる家庭では、高価な借り物は子供の手の届かない所に置く必要があります。
一方、こども保険では、他人から借りているものであっても、住宅内に保管されている間や日常生活上の必要に応じて一時的に住宅外で管理されている間は、保険の対象となる場合があります。
ただし、通貨、貴金属、動物や植物といった物は補償を受けることができません。
その他の補償が効かない事例
ほかにも、一般的な個人賠償保険では写真データといった形のないもの、自分に非がない場合など、個人賠償責任保険の対象外になるケースは多くあります。
なお、こども保険では、写真データが情報機器等に記録された情報(携帯電話やパソコンに保存されている写真データ等)に該当すれば補償の対象となります。
万が一に備えてお子様のための適切な保険に加入しよう
お子様自身のケガの治療を補償する「傷害補償」と、お友達や物に対する損害を補償する「個人賠償責任補償」は、万が一に備えて入っておきましょう。
迷ったときにはどちらもカバーする「こども保険」がおすすめです。
総合保険センターでは、お子様向け保険として、傷害・賠償補償を備えた保険を各世代に分けてご案内しております。お子様のための保険への加入をご検討中の方は、是非こちらのページからお問い合わせください。
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