コラム

一般的な保険の基礎知識など、お役立ちコラム

自転車の盗難を防ぐにはどうしたら良い?

年間の自転車盗難数や盗難に遭いやすい場所について。また盗難を防ぐための盗難保険について解説しています。

日本では全国で自転車の盗難数が非常に多いと言われています。年々減ってはいますが、それでも決して安心できる状態ではありません。ここでは盗難に遭いやすい自転車場所をはじめ、盗難を補償してくれる保険について解説しています。「自転車に保険?」と疑問に感じている方も少なくないと思いますが、盗難はれっきとした犯罪です。安心安全に自転車の乗るためにもぜひ一読して検討してみてください。

「自転車の盗難数はどれくらい?」

自転車の盗難は、数ある犯罪のなかでも一番多いと言われています。近年は減少傾向にあるものの、平成25年でも年間約30万件の盗難がありました。また、犯人も自転車を多く乗る若年層に多く、1日の盗難数も約500台と非常に多い状態です。

では、一体どんな自転車が盗難されやすいのでしょうか?盗難が多い場所と合わせて紹介します。

「どんな自転車が盗難されやすいのか」

当然一番多いのは施錠なしの自転車です。自転車にもさまざまなタイプがありますが、特にスポーツタイプの自転車盗難が多く、「きちんと施錠しているのに盗難された」という方も少なくありません。とはいえ、やはり施錠している自転車よりも施錠していない自転車のほうが盗難率は高いようです。
さらに、盗難された自転車の多くは乗り捨てと言われています。

「盗難されやすい場所とは」

また盗難されやすい場所というのもあります。

1.駅の駐輪場やガード下

もっとも盗難が多い場所です。警備員がいる駐輪場であればある程度盗難は防げますが、解放されている駐輪場はどうしても被害に遭いやすいと言われています。ガード下の盗難は特に多いでしょう。

2.商業施設周辺

スーパーやデパートといった商業施設周辺も狙われやすい場所です。人が多いので勝手に盗難に遭いにくいと判断し油断しがちですが、自転車の所有者がわからないので盗難に遭いやすいでしょう。

3.裏路地

人目につかない場所は、どうしても盗難の餌食になりやすいと言われています。

あくまで“盗難が多い場所”ですので、これ以外の場所でも被害に遭う可能性は十分あります。少しでも盗難被害に遭わないためにも、警備されている駐輪場を利用するか、万が一のときに備えて盗難保険に加入しておくようにしましょう。

「盗難は自転車保険で補償されるのか」

自転車には「自転車保険」といって保険の加入ができますが、この保険はあくまで自転車事故の場合に適用されるので、すべての保険に含まれているわけではありません。ですから、盗難された自転車を取り戻すには別途保険に加入する必要があります。ここでは自転車の盗難に備えた保険について紹介します。

「盗難の保険に加入したい場合」

盗難保険といってもいろんなタイプがあります。代表的な保険会社は「ZuttoRide」「すぽくる」「みんなのスポーツサイクル保険」などが挙げられます。それぞれ対象自転車や補償内容、補償期間が異なるので比較しながら決めると良いでしょう。

自転車保険で盗難補償をしてもらう場合は「車両盗難特約」が含まれている必要があります。

「自転車保険以外でも盗難に備えられる?」

自転車保険に車両盗難特約があればきちんと補償してくれますが、先ほども述べたとおり、すべての保険に車両盗難特約が含まれているわけではありません。また補償が充実している保険は保険料も高くなりやすいので、保険料を安く抑えたい方にはデメリットです。そんなときは自転車保険以外の保険をチェックしてみると良いでしょう。

「火災保険に盗難補償がある?」

火災保険には、自宅の軒下や屋根付き駐輪場で盗難に遭った場合のみ保証してくれる商品があります。高い保険料を払いたくないという方は、別途盗難保険に加入する前に一度加入している火災保険を確認してみるのが良いでしょう。

「自転車盗難が多いからこそ保険に加入したほうが良い」

全国でダントツに多いと言われている自転車盗難。施錠をしていても盗難されるケースもあると言われていますから、備えるためには自転車保険の車両盗難特約や別途盗難保険に加入しておくと良いでしょう。自転車保険なら万が一事故に遭った場合も補償してくれるのでとても安心です。

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