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一般的な保険の基礎知識など、お役立ちコラム

自転車通学を始める前に加入したい自転車保険 その理由を解説

子供が自転車通学を始める前に自転車保険に加入しておきたい理由を解説しています。加入するべきか悩んでいる方は確認しておきましょう。

子供が自転車通学を始めるにあたり、自転車保険に加入するべきか悩んでいませんか。結論から述べると、自転車保険に加入しておくことをお勧めします。なぜ、加入しておくほうがよいのでしょうか。その理由を詳しく解説するので、自転車保険に加入するべきか悩んでいる方は参考にしてください。

「自転車通学によって増える事故に保険で対応」

自転車通学を始める前に押さえておきたいのが、児童・生徒の交通事故状況です。内閣府が発表している「平成30年交通安全白書」によると、平成25〜29年における交通事故死傷者数(自転車乗車中)は以下のようになっています。

学年死傷者数(自転車乗車中)
小学1年生3,291人
小学2年生4,449人
小学3年生5,879人
小学4年生6,353人
小学5年生6,111人
小学6年生5,981人
中学1年生11,587人
中学2年生10,419人
中学3年生9,322人
高校1年生28,948人
高校2年生22,801人
高校3年生17,456人

子供の成長に伴い、自転車搭乗中事故による死傷者数は増える傾向があるようです。死傷者数は、中学校入学、高校入学を機に大きく増えています。理由は明らかにされていませんが、死傷者の62.7%が7〜8時台および16〜18時台に自転車搭乗中事故に遭っています。自転車通学と深いかかわりがあるかもしれません。

自転車通学を始めると、子供が自転車搭乗中事故に遭う確率は高まります。傷害保険が付いている自転車保険に加入しておけば、子供が自転車搭乗中事故で怪我をしたときに補償を受けられます。もしもの事態に備え、自転車保険に加入しておくほうがよいでしょう。

出典:内閣府「平成30年交通安全白書」
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h30kou_haku/zenbun/genkyo/topics/topic_04.html

「増えるリスクに対応する自転車保険の補償内容」

自転車通学を始めると、自転車搭乗中事故の加害者になる恐れがあります。自転車搭乗中事故の加害者になると、高額な賠償金の支払いを命じられるかもしれません。過去に起こした重大な自転車搭乗中事故の賠償金額は、4,000〜9,000万円程度です。子供が自転車通学を始める方は、このようなリスクがあることも認識しなければなりません。

出典:国土交通省「自転車事故の損害賠償に係る現状について」
https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/bicycle-dgs/pdf01/04.pdf

自転車保険に加入しておけば、日常生活で起きた事故で法律上の損害賠償責任を負ったときに保険金が支払われます。具体的な保険金額は自転車保険で異なりますが、2億円、3億円、あるいは無制限に設定できるものもあります。自転車通学を始めると、わずかな気のゆるみで子供が自転車搭乗中事故の加害者になるかもしれません。もしもの事態に備えて、個人賠償責任保険が付いている自転車保険に加入しておくと安心です。

※自転車保険の補償内容は保険会社で異なります。

「子供が自転車通学を始める方は自転車保険に加入しましょう」

自転車通学を始めると、子供が自転車搭乗中事故に遭うリスクは高くなります。特に、自転車通学が本格化する中学校入学以降、高校入学以降は注意が必要です。もしもに備えて、傷害保険が付いている自転車保険に加入しましょう。また、自転車通学を始めると、子供が自転車搭乗中事故の加害者になるリスクも高まります。重大な事故の加害者になると、賠償金額は数千万円になる恐れがあります。心配な方は、個人賠償責任保険が付いている自転車保険への加入を検討するとよいでしょう。

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